トップクリエイターによるオンラインクラス【CLASS101】
明けましておめでとうございます!
やまし(@yamacastle3/@yama3practice)です。
2022年1発目の記事があけおめ絵じゃないところが、やましクオリティでございます。
(間に合わなかったよってことです)
タイトル通り、簡単クロッキーを始めて六ヶ月が経ちました!
◇簡単クロッキーについてはこちら▼
だからなんだよって感じかも知れませんが、
クロッキー苦手絵師として、(私の中で)名を馳せている私が、六か月続いたんです!
快挙です。
今日は苦手分野に取り組んだ結果&継続できた要因について、独断と偏見に基づいてお伝えします。
私と同じくクロッキー苦手の民の参考になれば嬉しいです。
簡単クロッキーを続けた効果は?
半年で描いたクロッキーはこちら。
半年と言いつつ、全部乗せたら大変なことになりそうなので、三か月分がこちらです▼
三か月で41枚です。
※途中で数えるのを止めました…😂
厳密には数えてないんですが、単純計算すると、半年で82枚前後かと思われます。
縮小されちゃってますが、概ね↓こういうイラストを量産し続けた感じです。
一枚につき、最低7体は描いていました。
なので単純計算(7×82)で、最低でも574体は描いたことになります。
クロッキー自体の上達
クロッキー自体のクオリティは大差なし、でも…
残念ながら、クロッキー自体の仕上がりはそんなに上手になってないです😭
ある程度、こなれた感じはありますが、どっちもどっちです。
ちなみに途中からデジタル→アナログに変えています。
理由は後述します。
じゃあ何が変わったかというと次の2点。
- 動画を止める回数が減った
- 迷い線が減った。
➡描くのが速くなった。
最初は、動画の再生の速度を落とす&逐一止めながらじゃないと追いつけませんでした。
今では通常の速さ&難しいポーズ時に止めるのみになっています。
一般的に言われているクロッキーの効果はあったのか?
一般的に言われているクロッキーの効果
- 複雑な形を単純な形に置き換える技術が身につく
- 重要な要素を素早く捉えられるようになる
- ポーズの引き出しが増える
⇒同じ時間でもできることが増え、画力の向上につながる
結論:ありました。
もちろん多少の差はありますが、上記3つの能力は上がったと感じています。
複雑な形を単純な形に置き換える技術が身につく
これはもう見たまんまですね。
プロが↓のように単純化してくれてるので、正解を何度もなぞって覚えてる感じです。
腕や足の付き方なんかが、すごくよく分かるようになりました。
そしてこの項目は、普通のクロッキーより簡単クロッキーの方が容易く得られる効果なんじゃないかなと(勝手に)思っています。
hideさんは「ディテールを追ってしまう人」向けに簡単クロッキー動画を出してくれています。
絵描きにとって「ディテールを追ってしまう」って結構なくせ者ですよね。
細かいところばっかり描いて全体像が見えてない……
私はこのタイプです。
おそらくそのせいで普通のクロッキーが苦手なんだと思います…
ですが、簡単クロッキーを続けていく内に、全体のバランスを俯瞰して見るようになってきました。
勿論、発展途上なので、これからも伸ばしていきたいです。
そして余談かもですが、単純化の習得目的に買ったモルフォの理解が深まりました。
ずいぶん前に買ってなんとなく模写していたものの、あんまり分かってなかったんですよね💦
重要な要素を素早く捉えられるようになる
正直これは上とどう違うのかイマイチ分かってないので、私の解釈で書きます。
ポーズにおける重要な要素の一つに流れがあると思います。
簡単クロッキーは、最初に顔を描く→一本線で流れを描くというのをやってくれます。
なので「なるほどこのポーズの流れはこうなのか!!!」とよく分かります。
ポーズの引き出しが増える
これは一日に最低でも5つのポーズは描いているので、文句なしに増えたと思います。
特に絶対模写だったら選ばない、難しそうな俯瞰や煽りポーズも否応なしに描くことになるので、模写練習より効果高いです。
もちろん、一回描いただけで次から完璧にできるかと言えば違うんですが、どんなポーズでも、なんかできそうな気がする!と思えます。
経験値が爆上げです。
では、上述した変化は結局イラストの上達に繋がったのか? について書いていきます。
簡単クロッキーをやってイラストは上達したのか?
効果があると感じたこと
- あたりを描くのが早くなった
- 私の描く女の子がかわいくない理由が分かった
- 腕の描き方が分かった
あたりを描くのが速くなった
これは、単純化とポーズの引き出しの効果だと思います。
前までは、資料を横に置いているにも関わらず、何本も線を描いては消して~を繰り返してすごく時間がかかっていました。
しかも全体が見えてないから、縮小してみたら、女の子のはずが体がごつかったり、やけに足が長かったりしてました。
それが、大幅に書き直すことが減り、結果的にあたりを描くのが速くなりました。
下二つはクロッキーと直接関係ないかも知れませんが、得られた効果としてのせておきます。
女の子がかわいくならない理由が分かった。
この単純な顔がかわいくかけなくて、もんどり打ってました……。
hideさんと何が違うんだ?? と考えた結果たどり着いた答えです。
私には「こういう癖があるんだ」と自覚できたので、女の子を描くときに活かしたい。
腕の描き方が分かった
hideさん曰く「腕は手から描いて、肩につなげると良い、なんとかなります」(意訳)だそうです。
例外もありますが、だいたいhideさんは手から肩へと描いています。
真似してみたら、手と肩が繋がらない!手が思ったところに来ない!現象が無くなりました。
簡単クロッキーを六ヶ月続けた直接的な結果は以上になります。
次は継続に一役買ってくれたアナログについてです。
クロッキーをアナログに変えた結果
継続できたのはアナログのお陰?
上のビフォアアフターにあるように、途中でアナログに切り替えて鉛筆でクロッキーをしていました。
理由としては、15分の隙間時間にクロッキーをやりたかったからです。
私は二階にPCと液タブを置いて、そこでイラストを描いています。
電源入れたらすぐ描けるんですが、
それでも、夫と子供がお風呂入ってる15分の間や、朝食後のリビングでサクッとクロッキーできたら良いなとアナログに切り替えてみました。
結果、切り替えて大正解でした。
タブレットと鉛筆とコピー用紙さえあればできるのが大きかった。
ちょっと時間が空いたら「クロッキーやろ!」となるので、
意図した訳ではないのですが、結果的に習慣付けにとても役立ちました。
やはり実行するまでにワンクッションあると、実行成功率が落ちますからね💦
しかも私のような環境だと、一つタイミングを逃すと何もできない日が平気で一週間とか続いてしまうんです。
ビジネス書によく書いてますが習慣付けてしまえば、継続は容易になります。
これは本当にそうだなと実感していて、ちょっと空いた時間があるのにクロッキーしてないとなんかウズウズしますw
なので、今もほぼ毎日簡単クロッキーができています。
もちろんできないときもありますが、それはまぁ仕方ない。
何事も70~80点取れればOKです。
アナログクロッキーの副産物
あと、予想外の効果としては、
Ctrl+Zに頼り過ぎなのが自覚できたことです。
もともとCtrl+Zが無いと生きていけないとは思ってたんですが、それだけじゃなかった。
間違えてもCtrl+Zで元通りなので、一本一本の線を大事にしてなかった。
デジタルで簡単クロッキーやってたときは、どうせ跡も残らないし、とある意味適当に書いていた。
でもアナログだと描いた線はそこまで綺麗に消えないし、消しゴムで消すのも時間かかるし、ちゃんと考えて引くようになった気がします。
あとおまけとして、鉛筆を削るとやる気が出て良かったです👍✨
アナログクロッキーお勧め鉛筆
クロッキー用にこちらの鉛筆を買いました。
三菱鉛筆 かきかた鉛筆 ユニパレット 2B ミントグリーン 1ダース K56202B
天下の三菱さんでございます。
フォロワーさんに教えて貰ったのですが、描きやすくて重宝しております。
濃さについては、クロッキー初心者は2~3Bあたりの方が向いてるとのことだったので2Bです。
4Bや6Bだと、実力以上に上手く見えてしまうからだそう😂
クロッキー初心者を脱したら4Bにしたい。
やっぱり写真に撮ったときの見栄えが違う気がするので。
因みにiPhoneならば、アナログイラストも綺麗に撮れたので、助かりました。
アナログで描いた鉛筆画を綺麗に撮ってTwitterにあげる方法はこちら↗
Q.クロッキー苦手でも無理してやるべきか? A:NO
最後に、私の独断と偏見を交えて語ってみます。
※私より後にイラスト練習を始めた初心者の方へ向けての考えです。
前回の記事に書いた理由で、簡単クロッキーは普通のクロッキー苦手の民でもできるかも?と思っています。
でも、やっぱり苦手なものは苦手ってあると思います。
で、クロッキーが苦手だけれど、やらないといけないのか?に対する私の回答は、
「無理してまでやらなくて良い」です。
練習を続ける障害になるから
初心者にとって大事なのは
クロッキーで得られる効果<<絵を描く習慣を身につける
だと思っているからです。
人間はだいたい2ヶ月くらい続けると習慣になるらしいのですが、それまではキツい。
なぜなら、残念なことに練習はそんなに楽しくないから。
本当にキツい…(しみじみ)。
練習が楽しくてたまらない!な人がいたらごめんなさい。
で、そこへ更に苦手だ!と思うような練習方法を無理して取り入れると、続けるのが更に困難になると思うんです。
クロッキーのせいで練習を投げ出すくらいなら、一旦脇に置いといて、できそうなときに挑戦してみたら良い。
で、イラストを描くことが習慣化してきたら、練習の一環としてクロッキーをやると良いんじゃ無いかなと。
私はこのパターンで、練習3年目にしてようやくクロッキーをやっています。
でもこの記事にも書いたとおりクロッキーの効果は実感できました。
イヤイヤ続けても効果的ではないから
恐らく私は初期だったら、簡単クロッキーすら続かなかった気がします。
なぜなら、「ポーズの引き出しを増やさなければ」&「体の抽象化は大事」と切実に感じ始めたのは「今」だからです。
良い練習=そのとき自分が欲している技術をくれるもの
と思ってます。
切実に必要性を感じてない練習は、ただやってるだけ、になりがち。
つまり、この章で私が言いたいのは、
この記事を読んだ後にクロッキーに挑戦してみて、
「あかんかったわー…」ってなっても落ち込まないでね
ってことです。
もちろんクロッキーはとても良い練習法だと思うし、クロッキーが楽しいならどんどんやっちゃえば良いです。
でも、そうじゃないなら少しでも楽しい練習をして、習慣を身につける方を優先した方が結果的に続けられて上達すると思います。
まぁ、やってれば楽しくなってくる人もいると思いますが、向き不向きはあるので苦痛だなと思ったら一旦忘れちゃうのも手です。
私の考えはそんな感じです。
なんでも70~80点とれれば良いんですよ(2回目)。
ではまたー。
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